パリのコレクション等で活躍される世界的ヘアメイクアップアーティストEitaさんが登場。
パリジェンヌってお洒落なイメージがあるけど、Eitaさんいわく「ズボラ・不器用」
でも「自分の魅了を最大限に活かす最低限のテクニック」を持っているそうです。
肌を作り込むベースメイクとは違った、「大胆かつ手抜きが上手い」肩の力を抜いた「抜け感」メイクテクニックのご紹介です。
コンシーラーを置く位置
クマ・くすみ部分

目の下・目尻・小鼻・ほうれい線・マリオネットラインに使うコンシーラーの色味は基本1、2トーン上。
この辺りは柔らかいコンシーラーが適しています。
置き場所は写真のように。
あまり広げすぎないように、指でトントンとぼかしていきます。
ニキビなどのスポット隠し

スポットには硬めのコンシーラーを筆でつけて指で周囲をぼかす。
モデルさんの地肌より少し黄みの強い色を使っていました。
ベースメイクは「よりフラットに!均一に!」が日本では常識のように思うけれど、そもそも肌って一色じゃないもんって感じのEitaさん。
コンシーラーで大事なことは少し引きで確認すること。
向かって左がコンシーラー完成した状態です。
テカリとツヤは全く違うモノ
ルースパウダーをブラシでつけます。
EitaさんはTゾーンと鼻筋と小鼻だけにパウダーをのせました!!!
コンシーラーの上にパウダーはのせません!!
つやは己の油分!!
ルースパウダーは何を使ったのか全くわかりませんでした。
白い蓋。。。
シャドウ用カーキ色のコンシーラー

番外編としてシャドウの作り方もレクチャー。
小鼻1箇所にカーキ系のコンシーラー。それだけ。
面で影を入れず点で影を入れていましたが、目が勝手に像の補完をするんですね。
ちゃんとシャドウができています。
耳の横、眉頭にも応用可能です。

メイク直しを考えると、ベースメイクは緩く作るがベスト!だそうです。
もっとパープルだのグリーンだのいろんな色を使うと思ってましたが、基本は赤み、黄みを帯びた肌色のコンシーラー。
トーンや質感、乗せる場所でお顔のいらない影を払拭し、必要な明暗を作ってらっしゃいます。
直さなくてもどうせ崩れるなら、最小限のベースメイクが好ましい。
メイクも大胆・ラフに抜け感を
リップは、はみ出るくらいに描いてから整える

1.はみ出ることを気にせずざっくり塗る(はみ出し大歓迎らしい)
2.リップラインを指で叩き込む
3.さらに綿棒になじませる
4.上唇と下唇の合わせ目にリップを重ねる(叩き置き)
このやり方、すごくよかったです。
実践しましたが簡単にグラデーション ぽくできるしおすすめです。
メイク直しもこれなら楽!
豆知識ですがランウェイではリップ塗らずに舞台に出る直前に唇噛んで血色出してGOっていうこともあったらしい。

田中さんも挑戦。
衣装の黒に合わせたブルーレッド。
品番はわかりませんがこちらもシャネル。
アイブローはほぼ毛流れを活かすだけ
眉毛は毛流れが大事。
眉頭から眉山へは毛が上向きに生えています。
眉山から眉尻には下向きに。
その毛の合流地点の一番濃い部分から、眉尻に毛流れを足す。
次は濃いところから眉頭へ。
あとは空いているところを埋める感じ。
いうこと聞かない毛には透明のアイブロウマスカラを使う。
毛流れに沿って足りないところを足す感じ。
眉の外枠も描かない!全体に塗らない!!
ゲラン エクラン スルスィル
3色のシェードとハイライターで、理想の眉を整えることができる、アイブロウ パレット。
描きやすく、にじみにくい処方。
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チークは指に残ったリップをちょんちょん。
さらに残ったものを耳たぶに。
アイメイクはビューラーのみ。
耳たぶのテクニックは芸者さんがやってたらしい。
必要ないならやらないっていう勇気が抜け感につながる

イノセントなのに色っぽさもあるメイク!!!
プロが力抜いてメイクしましたーって感じ。
ただ、スキンケアは絶対ちゃんとしてないと無理ですねー。
肌に何も乗っていない部分もあるもん、アイメイクはビューラーのみだし。
今風ではあるけど時代を超越した雰囲気でとても好きでした。
Eitaさんに一度でいいからメイクしてもらいたい!!!!!